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国立大学法人 浜松医科大学

大学紹介

University Introduction

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学長メッセージ

今野学長

 浜松医科大学は開学47年になります。卒業生は昨年度までに医学科 4,284名、看護学科 1,563名に達し、地域医療のみならず、全国の医療の現場や研究分野、行政関係などで活躍しています。建学の理念に謳われているように、「良質な医療人を育成し、独創性のある研究成果を世界に発信し、地域医療を中核的に担う」ことが、私たちの使命です。この理念は開学してから半世紀近くを経て、医療や看護の高度化、専門化が顕著な現代でも、聊かも揺るがない高邁な精神を謳っており、大学運営の羅針盤と言えます。
 国立大学の法人化から17年経ちました。大学の運営全般に渡って学長のリーダーシップが強化されると共に、責任も飛躍的に増大しましたが、この間私を含め、3代の学長が中心となって教職員と共に多くの改革を進めてきました。概観としては、医師?看護師?保健師国家試験において高い合格率を維持しながら、地域の医療に貢献する優れた医師?看護師を養成し、独創性のある研究を展開すると共に、産学官連携など本学独自の「強み」を発展させてきました。
 第3期中期目標期間に入ってからは、国立大学法人の使命である、教育、研究、診療を中心として、社会貢献や時代を見据えた改革を推進し、各分野の深化を図ると共に、良好な病院収益などにより、計画的な大学施設の新築や改築、インフラの整備などを切れ目なく行っています。
 教育においては、平成26年度から入試改革を中心に教学改革を進めてきました。入試においては、個別入試の比重を高め、面接にプレゼンテーションを実施し、「記憶力」から「論理的思考力、判断力、表現力」へという国の方向性を先取りしてきました。学部教育においては、今年度から抜本的な医学科カリキュラム改革を実施します。必要な知識?技術の習得や自律的な修学、問題解決能力は、初等中等教育の指針にも挙げられている現代の教育の根幹をなす「学び」の原則であり、膨大な医学?医療の情報の収集と選択、さらに課題を解決する能力は優れた医療人となる必要条件です。そして最も大切なことは内面的な資質、つまり、豊かな人間性と高い倫理観に基づく共感力、コミュニケーション力等を身に付けることですが、新カリキュラムでは、これまで1年次のみであった倫理学、心理学等の行動科学の修学を6年間全体としました。さらに、国際性の観点だけではなく、異文化や人種等の多様性の理解に必須である英語の修学にも焦点を当てています。奇数学年時の全学生に課しているTOEIC受験に加え、e-learning(オンライン教育)や英語でのプレゼンテーションなど、6年間にわたる英語教育を行うことで、卒業時に英語で医学や医療の討論ができる医学生を育成します。海外で研修する学生は年々増加していますが、国際化推進センターを設置し、専任教員を配置するなど、本学及び海外からの学生の利便性を向上させ、一層の国際教育、国際的学術交流を推進しています。大学院教育においても、医学系研究科では海外の学生を含め常に定員以上の応募があり、優れた大学院生の確保が可能となっています。博士後期課程(光医工学共同専攻)を設置し、光医学を基礎とした医工連携分野に精通した光医工学の高度専門人材の育成もスタートしています。また、令和3年度から修士課程看護学専攻において老年看護の専門看護師育成コースを開設しました。令和4年度には精神看護の専門看護師育成コース、さらに博士課程の開設を予定しており、看護学科においても、専門看護師、認定看護師など、医療へコミットする多様な看護師を育成していきます。 
 研究面では、本学の「強み」として光医学研究と産学官連携が挙げられます。研究開発と人材育成の機能を強化するため、光尖端医学教育研究センターを設置し、「細胞からヒト」までのシームレスなイメージングコンプレックス体制で、基礎医学から診療までの研究を展開しています。令和2年度に新設した研究戦略室の活動を通じて、今後もイメージングコンプレックス体制をさらに充実させると共に、これまで培ってきた光医学の知見や技術、機器を活用した分野横断的な研究を推進し、自閉症などこころの医学研究や遺伝性疾患等の研究を発展させるほか、創薬や新たな医療機器の開発に取り組んでいきます。また、大型研究への支援や、次世代の中心となる有望な若手研究者育成など、戦略的な研究支援についても引き続き力を入れていきます。さらに、地域における産学官連携を深化させるために、産学連携?知財活用推進センターを設置し、大学間、行政、金融、基幹病院との連携を強化しています。常勤教員当たり研究業績数や科研費獲得額?件数は国立大学でも常に上位に位置しています。
 附属病院は安全で高度な医療を行うことを第一のミッションとしています。経営状況は極めて良好で、病院の使命を十全に果たしながら、手術件数など多くの指標が国立大学の中でもトップグループに入っています。手術件数の増加等に対応し、令和3年度には最新の手術室や放射線治療室、内視鏡室、新生児治療室などを備えた医療機能強化棟が竣工します。また、卒後教育の充実にも積極的に取り組んでおり、卒後教育センターでは、初期研修から専攻医研修まで一貫した支援を行っています。さらに看護師特定行為研修センターを開設し、チーム医療の促進のために医療安全のもと特定行為を行う看護師を育成しています。このような取り組みにより、医療?看護の質の向上に繋がると期待しています。
 地域貢献としても、西部地区のみならず、静岡県全体の医療の主導的な役割を担っています。既に静岡県の勤務医の約3割を本学卒業生等、医局関係者が占めており、600床以上の大病院3施設を含め、30人近い病院長を輩出しています。そのほかにも、日本医師会理事、県医師会理事や市町の医師会長、県や市町の医療行政の幹部として本学関係者が活躍しています。ここ数年では医学科卒業生の約6割、70名程度が県内で種々の職に就いており、全国的にも地元定着率が極めて高い大学です。
 現在、世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、社会?経済に極めて深刻な影響を及ぼしています。本学はいち早く感染予防対策を徹底し、全ての教職員、学生が高い防疫意識を持って行動しており、関係者全員の不断の努力により教育や診療など、地域医療の中核としての責務を果たすことができています。救急を含む外来診療も手術などの入院診療も概ね順調に行われています。授業はオンライン授業と対面授業を融合したハイブリッド型授業を実施しています。また全国でも稀ですが、臨床実習も昨年から中断することなく継続しています。これも病院関係者の理解と支援によるものですが、このような緊迫した状況だからこそ、医療人の資質を涵養できる機会であると思っています。
 今回のコロナ禍では教職員、学生全てが積極的に防疫対策に協力し、「チーム浜松医大」としての真価を発揮してくれましたが、今後も一人一人が自らの責務を果たす中で、自らの夢を持ち、実現するために努力する、それが結果的に本学の持続的な成長に繋がる、そんな組織でありたいと願っています。

         令和3(2021)年 5月  
学 長  今 野 弘 之
(KONNO Hiroyuki)